名称:出羽三山神社でわさんざんじんじゃ

出羽三山とは【月山・羽黒山・湯殿山】の総称で推古天皇元年(593) 開山1400年余。第32代崇峻天皇すしゅんてんのう 蘇我氏そがし弑逆しいぎゃくされた時に皇子である蜂子皇子はちこのおうじは難を逃れて京都の由良から海路を経て、出羽国(庄内浜の由良)に入られた。そこで、3本足の霊烏(八咫烏やたがらす)の導きによって羽黒山に登り、難行苦行なんぎょうくぎょうの末に羽黒山を開山。さらに月山・湯殿山も開き三山の神を祀ったことに始まると伝えられています。 江戸時代には「西の伊勢参り、東の奥参り」ともいわれ、あの「お伊勢参り」とともに人気を博した出羽三山参り。 全国有数の修験の山として知られ、 現在もその歴史は受け継がれ続いています。

三神合祭殿さんじんごうさいでん

出羽三山の神々を祀る本殿。「月山神社・出羽神社・湯殿山神社」の三つの神が祀られています。月山、湯殿山の二山は冬期間雪のため登拝できないため羽黒山に合祀しています。

月山神社がっさんじんじゃ ② 出羽神社いではじんじゃ ③ 湯殿山神社ゆどのさんじんじゃ

御祭神ごさいしん

1.月山神社

月読命つくよみのみこと【夜の世界を司る神/水を司る農業神/航海漁労の神/占いの神】

2. 出羽神社

  • 稲倉魂命うがのみたまのみこと【穀物の神/商業の神】
  • 伊氏波神いではのかみ ※出羽の国の産士神とする説がある

3.湯殿山神社

  • 大山祇命おおやまずみのみこと【山の神/海の神/酒造の神】
  • 大国主命おおくにぬしのみこと【国造りの神/農業神/商業神/医薬神】
  • 少彦名命すくなひこのみこと【穀物の神/医薬の神/温泉の神】

大国主おおくにぬしにはなお大己貴命おおなむちのみこと葦原醜男あしはらのしこお八千矛神やちほこのかみ顕国玉神うつしくにたまのかみなどの別名がある。

ご利益

  • 月読命 つくよみのみこと【五穀豊穣/海上安全/家内安全/諸願成就 】
  • 稲倉魂命うがのみたまのみこと 【五穀豊穣/諸産業降昌/諸芸上達 】
  • 大山祇命おおやまずみのみこと 【農業/林業/鉱山業守護/漁業/航海守護】
  • 大国主命おおくにぬしのみこと 【縁結び/子授け/夫婦和合/五穀豊穣/養蚕守護/医薬産業開発/交通航海守護】
  • 少彦名命すくなひこのみこと 【国土安穏/産業開発/病気平癒/漁業/航海守護】

蜂子神社はちこじんじゃ

蜂子皇子はちこのおうじ【出羽三山の開祖】

ご利益【天下泰平/国土安穏/五穀豊穣/疫病退散】

厳島神社

宗像三神むなかたさんじん(多紀理比売神たぎりつひめ/市寸島比売神いちきしまひめ/多岐津比売神たぎつひめ)

ご利益【豊漁/海上安全/商売繁盛/芸能上達/財運増大】

霊祭殿

祖霊安座の山として先祖の御霊を供養する。社殿は1983年に再建されたもの。天井画の「天女と龍」は龍神に守護された天国に祖霊が昇天することを願うもの。

連絡先

住 所 〒997-0211 山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
アクセス JR鶴岡駅から羽黒山頂行きバスで50分
山形自動車道 庄内あさひICから車で40分
駐車場 表参道石段登山口・山頂の2ヶ所
電 話 0235-62-2355
問い合わせ 出羽三山神社
H P http://www.dewasanzan.jp/
ご祈祷 午前8:00〜午後16:00
御朱印